2019-01-01から1年間の記事一覧

日本の労働環境 実績評価は目標設定から間違っている

今までも、日本の企業で行われている実績評価は間違っているのではないかと繰り返し述べてきている。実績評価の段階だけが間違っているのではなく、目標設定から間違っていることを述べたい。 何が問題なのか。それは、部下の側(評価を受ける側)が目標設定…

日本の労働環境 アリ社会と比較するのはどうなのだろうか

よく、2~3割のアリは働かないことと比較しながら、会社の中でも同じようなことがあると述べる人がいる。だから、働かない社員を解雇したり、給与を減らしたりしろ、という論理につなげるわけだが。果たして、アリと比較することは適切なのだろうか。私はそ…

雑談 直接民主義を目指すのはいいことなのか

直接民主義を目指すと言っている政党があるという。果たして、直接民主主義がうまく機能することは期待できるのだろうか。直接民主主義を望む人もいるようだが、私は好ましくないと考えている。 多くの場合、自分の身の回りのことを中心に考えるだろう。つま…

雑談 「正確に伝える」ことの難しさ

誰かに何かを伝えるとき、正確に伝えることが難しいと思っている。思想、信条や常識等に係わるものであれば、きちんと伝えることが難しいのは当然である。それまでの生きてきた環境や人間関係によって、それぞれの人格や価値観などが異なってくるのだからや…

雑談 「労働は尊い」という言葉は正しいのか

労働は尊い、という話を耳にする。本当にそうだろうか。私は違うと思っている。 もし、「働くこと」と「社会の役に立つこと」がイコールであれば正しいかもしれない。しかし、実際にはそうではない。「働くこと」が「お金を得ること」であれば、それは「労働…

日本の労働環境 人の評価なんてあてにならない

今まで、評価制度に問題があることを繰り返し述べてきている。今回は、業績評価のようなオフィシャルなものではなく、雑談の中で語られるような、「○○さんって~~だよね」みたいなものについて述べたい。これらの評価も全くあてにならないものが多い。 例と…

雑談 米国の対メキシコ関税は有効なのだろうか

先日、米国がメキシコからの輸入品に関税をかける方針を表明した。その目的が、不法移民対策の強化をメキシコに求めることだという。関税をかけることで、不法移民問題が解決すると思っているのだろうか。私には、問題が改善するようには思えない。恐らく、…

雑談 某政党の支持者が宗教レベルで盲信しているように見える

動画配信サイトを利用して、政治家としての思いや活動を認知させようとしている政党がある。その政党の支持者の中に、宗教レベルで盲信している人がいるようだ。全ての動画を見ているわけではないが、コメント欄を見ると、「さすがです」「すばらしい」とい…

日本の労働環境 役員人事のいい加減さの実例

会社の人事において、きちんとその人の能力や適性を考慮していないことを、このブログで繰り返し述べてきている。現実に目にした、いい加減な役員人事について書きたいと思う。 グループ子会社をいくつか抱えている、親会社側での話である。あるとき、グルー…

雑談 私が補助金ビジネスに反対する理由

私は、基本的には補助金ビジネスに反対の立場である。許容できるのは、全員がそのビジネスによる恩恵を享受できるようなものだ。ダメな補助金の代表的なものが、保育園や老人ホームなどだ。保育園も老人ホームも、入りたいのに入れない人が沢山いる。補助金…

雑談 金融庁が示した人生100年時代の蓄え指針で思ったこと

政府は、物価スライド等はあるけれど、基本的には年金額が減ることはありえない、という説明をしていたと記憶している。年金制度が維持できないことは、全国民が感じていたにもかかわらず、である。しかし、今回の指針では、金融庁が年金等の公助を維持して…

雑談 ブレーキとアクセルの踏み間違いについて思うこと

前回、交通事故の厳罰化というのは、感情論では理解できるけれど、交通事故を減らせるとは思えないと書いた。今回は、交通事故の原因として話題となることが多い、ブレーキとアクセルの踏み間違いについて私の考えを述べたい。 踏み間違えの事故についての報…

雑談 交通事故の厳罰化を望むという意見について思うこと

交通事故で複数の方が亡くなったり、小さな子供が亡くなったりした報道が流れると、厳罰化しろという意見をSNS等へ書き込む人たちが増えてくる。池袋の事故でそのような書き込みも目にしたが、少し落ち着いてきたようなので、私の考えを述べてみたいと思う。…

日本の労働環境 終身雇用の維持が無理だと認め始めたことについて

経済団体のトップや日本有数の巨大企業のトップも、終身雇用の維持が難しいことを公言し始めた。ようやく、という感じだ。 当然、この言葉に反発している人が相当数いる。しかし、遅すぎたと私は思っている。本来、グローバル化に舵を切った、数十年前に手を…

日本の労働環境 間違ったコスト削減

会社内で、様々なコスト削減への取り組みに励んでいることだろう。ただ、誤ったコスト削減により、実際にはコストが上がってしまっている事例も目にする。もう少し考えるべきだろう。 いくつか例を挙げよう。これから暑くなってくるので、オフィス内では冷房…

日本の労働環境 名前と実態が一致しない 企画部門

多くの企業で、営業企画や経営企画などといった、企画部門があるだろう。それらの多くは、実態として企画をしていることはほとんど無い。というより、見たことが無い。知人に聞いても、企画をしているような例は知らないという。まあ、私が見聞きしたことの…

雑談 【ロボットになるな!】の不登校YouTuberについて思ったこと

最近話題になっている、不登校になっている小学生YouTuberが投稿した動画について思ったことである。死にたくなるくらいなら学校に行かなくてもいいだろ、という部分についてはその通りだろう。 ただ。この子の場合は、宿題をやらなかったら先生に怒られた。…

雑談 アムステルダム市のガソリン車禁止について思うこと

オランダのアムステルダム市で、2030年からガソリン車を全面禁止とする計画があるという。ガソリン車が使えないとなると、代替は電気自動車か燃料電池車が想定される。現時点で燃料電池車はまだまだ実用的なレベルとは思えず、あと10年ほどで普及できる気が…

日本の労働環境 なぜ長時間労働が改善しないのだろうか

ブラック企業でのサービス残業も含めて、長時間労働問題がなかなか解決しない。その理由について、以前、知人と話をしたことがある。サービス残業はブラック企業側からの圧力が原因のものもあるが、それ以外の企業でも自発的にサービス残業をする社員も少な…

雑談 法律で学校のいじめ問題を解決できるのか

学校でのいじめ問題を解決するため、いじめ防止対策推進法なるものがある。法律の改正も検討しているようだが、果たして、法律でどれだけの効果があるだろうか。私は疑問を持っている。 まず始めに、いじめというものは必ず存在するという観点に立たねばなら…

雑談 高校授業料無償化ってどうなんだろう

子供の教育にお金がかかるので、子供を持つ家庭の負担を下げるために授業料を無償化するという制度だ。本来、無償化ではなく、税金化という言い方が正しいだろう。言い方はさておき、このやり方は本当に有効なのか。 勉強をしたくても経済的な理由で進学でき…

雑談 男女平等という風潮は正しいのか

よく、男女平等であるべきだ、という意見を目にする。この考え方は誤りだと思っている。正しくは、男女平等ではなく、男女公平であるべきだろう。 脳科学や心理学の分野でも、「男性的」「女性的」というものがあるし、やはり物事の感じ方や考え方に性差があ…

雑談 株価は半年先の景気を織り込んでいるという説

よく、株価には半年先の景気が織り込まれている、という話を耳にする。これって本当なのだろうか、という疑問を持っている。どちらかというと、株価に引きずられて半年後の景気が形成されているのではないかのではないだろうか。1929年の世界大恐慌のと…

日本の労働環境 存在自体が無駄な部門の実例

とある会社で実際に目にした、部門の存在自体が無駄だろう、というものがある。全社の仕入原価を下げることを目的として、全社一括の購買窓口の部門を作った。一般品も個別作業委託も、この部門から発注するルールになった。この部門が見積書を受け取り、仕…

雑談 日本の生活保護制度は機能しているのか

近年、高齢者の犯罪率が上がっているそうだ。人口の年齢別構成率が変化しているということも理由のひとつであり、ある意味当然だとも言える。問題は、その犯罪者のうち、刑務所に入るために罪を犯す人もいるらしいということだ。経済的に生活が苦しく、生活…

雑談 「本当の歴史を勉強しろ」と言う人たち

某国が日本を責めるときに、歴史問題を持ち出すことがある。過去の過ちを認め、謝罪しろというのだ。そんなとき、日本国内からの意見として、「某国側こそ正しい歴史を勉強しろ。某国内での誤った歴史教育に洗脳されるな。」というものが出てくる。 果たして…

雑談 日本人は道徳性が高いという幻想

よく、日本人は道徳性が高いということを耳にする。それは本当なのだろうか。道徳という概念自体、定義がはっきりしているわけではないけれど、「社会正義」「利己的ではない」「他人を思いやる」などは当てはまるだろうと思われる。 現実社会を見てみると、…

日本の労働環境 なぜ社内では慎重な意見が嫌われるのか

会社の中で昇進していく人を見ていて、なぜあの人が評価されるのか理解できない、と思ったことは無いだろうか。高い評価を得やすい人は、慎重的な意見を言わない人に見える。慎重的な意見を述べる人は高い評価を得ることは難しい。 慎重的な意見を述べる人が…

日本の労働環境 見積もりは無料という風潮

見積もりは無料という意識があるせいか、気軽に見積もり依頼されることがある。特に近年は、多くの会社で「発注にあたっては複数社の相見積もりを比較検討する」ことがルール化されている。それゆえ、(発注する可能性は低いけれど)とりあえず見積もりして…

雑談 選挙で自分の一票は無駄だと考えてはいけない

今年は統一地方選挙、参議院選挙が行われる。自分の意思を表明する機会である。せっかくの機会ではあるが、自分の一票で結果は変わらない、と考えて投票しない人も多い。確かに、一票で結果が変わることはほぼないだろう。ただ、自分の一票は無駄だから投票…