日本の労働環境 実績評価は目標設定から間違っている

今までも、日本の企業で行われている実績評価は間違っているのではないかと繰り返し述べてきている。
実績評価の段階だけが間違っているのではなく、目標設定から間違っていることを述べたい。


何が問題なのか。
それは、部下の側(評価を受ける側)が目標設定をすることだ。上司の側が修正をすることもあるが、基本的には部下が自己の目標設定をする。
つまり、上司の側が期待する役割、期待する成果を定義できていないのだ。本来、期待される役割・成果に対してどの程度上回っているのか、それで評価すべきなのだが、それができるはずがない。


会社側として、きちんと役割を定義できないことを示すものとして、「仕事に人を付けるのではなく人に仕事を付けている」という現状がある。
何をクリアすれば評価されるのか、そのゴールが見えず、ゴールそのものが動いてしまう。まずは、評価基準を明確に示すことから始めるべきだろう。