2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の労働環境 無能な上司その1

日本企業内にいる、無能な上司について書いていきたい。多くの会社で、月末または月初くらいに営業部課ごとに会議を開いていると思う。一ヶ月間の営業成績・活動報告の会議だ。その中で、予算目標をクリアした担当は数値を述べ、ほんの少し言葉を添える程度…

日本の労働環境 日本企業の病その3

今回は、「自分で仕事を見つけろ」「自分で考えて動け」病について書きたい。 自ら考え判断して動くことが正しいと思っている人が非常に多い。多くの場合、それは単なるマネジメントの放棄である。本来は、前提条件が整った上で「自分で考えて動く」ことが正…

日本の労働環境 日本企業の病その2

前回に続き、日本企業が罹っている病について。今回は、苦手なことを克服しなければならない病。 会社で「自分の苦手なことに挑戦しろ。克服しろ。」と言われたことは無いだろうか。なんと無駄なことか。苦手な分野を克服したところで、得意分野にまで高めら…

日本の労働環境 日本企業の病その1

今回から、日本企業が罹っている病について書こうと思う。 まずは、「これは出来ません」「これは現実的ではありません」と言ってはいけない病。多くの人が、「出来ない理由を言うな。出来る方法を考えろ。」が正しいと思っている。出来ない理由が、個人の能…

日本の労働環境 人材配置の問題その4

適性のない分野に配属された役職者が、自分の能力を超えた職責を果たさず、責任放棄することがある。あるいは自分の立場を利用して部下に責任転嫁することもある。実例を挙げる。 年度が始まって半年経過した、上期の終わり(9月30日)頃のことである。数…

日本の労働環境 人材配置の問題その3

管理職が適性の低い分野に配属された場合に生じる人事評価について記述する。部下を評価しようとしてもあまり知識の無い分野なので、業務の難易度は当然理解できない。では、どのような基準で評価するのか。よく見受けられるパターンとして、高い評価を受け…

日本の労働環境 人材配置の問題その2

前回、人材配置の問題に絡み、前提知識の不足する相手に説明することは困難であることを書いた。日本では会議資料や上司への説明資料は非常にボリュームが多いが、その原因の一つがこれである。前提知識のあるもの同士であれば一言ですむところ、前提知識が…

日本の労働環境 人材配置の問題その1

今回から、個々の適正を考慮しない人材配置について書いていく。日本の会社においては、新卒一括採用で各部門に配属していくが、それほど適性を考慮していないことが多い。考慮している体ではあるが、不十分だ。個々の適性に合っていない職種に配属されるこ…

日本の労働環境 成果主義の問題その3

成果主義の問題の続き。 成果を数字で表すことが難しい業務であればともかく、営業のように数字で表せるものであれば成果主義でよいのではないか、という意見も聞く。一見正しいように思えるが、実情としてはそんなに単純なものではない。 多くの会社では、…

日本の労働環境 成果主義の問題その2

成果主義の問題について、引き続き書いていく。今回は、評価する側の能力の問題について。 会社員の方は経験があると思うが、半年に一度くらい上司との面談があるだろう。その面談の際に「成果をアピールしてくれないと評価ができない」という趣旨のことを言…

日本の労働環境 成果主義の問題その1

あまり深い思いがあるわけではないが、なんとなくブログをはじめてみた。 一部では話題になっている「働き方改革」。今の日本においては、どれほどの効果があるか疑問。解決すべき問題を先に対処しなければ。 なぜ長時間労働がなくならないのか?なぜ日本の…