雑談 某政党の支持者が宗教レベルで盲信しているように見える

動画配信サイトを利用して、政治家としての思いや活動を認知させようとしている政党がある。その政党の支持者の中に、宗教レベルで盲信している人がいるようだ。
全ての動画を見ているわけではないが、コメント欄を見ると、「さすがです」「すばらしい」といった感じのものが多い。稀に批判するスタンスのコメントがあると、他の支持者が「分かってないないのはお前だ」などのコメントを返している。それが論理的かどうかではなく、「○○さんが言っているのだから、それが正しい。動画をきちんと見ろ。間違っているのはお前だ。」レベルのものすらある。

その政党の動画には、眉をひそめてしまうものもある。例えば、「選挙妨害してきた人を私人逮捕している」動画だ。選挙妨害があったので対処した旨を報告するのではなく、私人逮捕している最中の様子をアップロードしているのだ。しかも、その動画には政党の関係者や支援者らしき人も沢山写っていて、彼らもその様子をスマホで撮影している。関係者があれだけ居たのであれば、選挙妨害で私人逮捕、という状況に至る前に対応できた気がする。
確かに、「選挙演説中に苦情を言いに近づき」「マイクを奪って殴る」ことは加害者側に非がある。しかし、動画を見た限りではあるが、あれだけ人が居ながら、相手を落ち着かせるような行動を取るのではなく、どちらかと言えば煽っているように見えてしまった。
もし、動画を撮り始める随分前から妨害があったのなら、近くの交番から警官を呼ぶべきだったのでは?とも思う。警官を呼ぶ余裕も無いほど急なことであれば私人逮捕もやむを得ないでしょうけれど。しかし、あれだけ関係者や支援者が居て、スマホで動画を撮る余裕があり、選挙演説者が暴行を受ける、というのはどうなんだろう。暴行を受ける前段階で対処できなかったのだろうか。

そのような動画ですら、「さすがです」「すばらしい」「当然の対応だ」という雰囲気のコメントが殆どなのが怖い。一般人を私人逮捕している様子を配信せず、「選挙妨害があったので私人逮捕して警察に引き渡しました」くらいの内容を事務所や車の中で撮影して配信するくらいで十分だったのでは。
しかし、他の角度から考えることが出来ないようになるまで盲信してしまうのは、何かあるのだろうか。