2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の労働環境 どうすべきなのか その6

人材の流動化が進んでいないということが、ひとつの社会問題として顕在化してきている。サービス残業などの、ブラック企業問題だ。どんなにブラックな環境であっても、この会社を辞めたら生活できなくなる、という恐れがあるから辞められない。一度雇用して…

日本の労働環境 どうすべきなのか その5

現在の日本の会社では、採用、異動、昇格などの人事機能が適切に働いていないと書いてきた。その原因は、新卒一括採用・終身雇用にあると考えている。個々人の適性に合った仕事をするには、解雇や降格もハードルを低くすべきだろう。人事権の濫用の懸念もあ…

日本の労働環境 どうすべきなのか その4

前回、採用のやり方がおかしいのではないか、ということについて書いた。 採用と同様、異動や昇格についても個人の適性は考慮されない。個人の適性を把握する能力がないのだから当然だ。業務との適性という問題もあるが、役職者の場合には原則として降格させ…

日本の労働環境 どうすべきなのか その3

前回、適性を考えない人事が行われるのは、やはり人事の制度自体がおかしいのだろうと書いた。その理由を考えていきたいと思う。個人的には、終身雇用こそが根本にあるのではないか、という気がしている。少しずつ述べていこう。 まずは採用から考えていこう…