雑談 株価が暴落したときに喜ぶ気持ちが理解できない

今日も日経平均株価が大きく下がった。そのようなときに、「自分たちのように資産を持っていない人には関係ない。資産家たちも痛い目を見ろ。」みたいな意見を目にすることがある。


この気持ちが理解できない。
なぜならば、株価が下がるということは、労働者たちにも影響するからだ。まあ、一時的なものであれば一般の労働者には影響しない。問題なのは、株価の低迷がある程度長期化する場合だ。
株価が低迷すると、景気が悪化し、企業も人員削減などを行う風潮が強くなってくる。リーマンショックなどは典型的なものだろう。


確かに、株価が上がったからと言って一般の労働者には目に見えるような恩恵は少ないかもしれない。しかし、株価が下がるときには人員整理などの実害を被ることになるかもしれない。非常に理不尽だと思う。
以前も雑談 株価は半年先の景気を織り込んでいるという説という記事を書いたが、金融屋が投機をして株や債権の価格を操作した結果で景気が左右され、それが実体経済に波及しているように思える。実体経済で株価が形成される方が正常だと思うのだが、そうなっていないように感じる。