高校卒業のこの時期、就職や大学入学までの期間を利用して自動車免許を取得する人もいるだろう。
自動車免許取得にあたり、なかなか学科試験に合格できない人がいる。
これは、学科試験の作り方に問題があるのではないか、という気がしている。単純に標識等を問う設問もあるのだけれど、問題文そのものがわかりにくく書かれているものもある。
わかりにくいといっても、ある程度の国語力があれば理解は出来るものだけれど。しかしながら、雑談 読解力のない人たちで書いたとおり、「日本人の3分の1は日本語が読めない」のだ。
国語力を必要とすることについて別の言い方をすれば、問題の作り方として、勘のよい人であれば交通法規を知らなくても正解できるものも多いのだ。「必ず」「してはならない」「してもよい」などの文言が入っている場合などだ。ひっかけようとしているような、出題者の意図を汲み取れるケースもあるので、国語の得意な中学生でも正解できてしまう。現在のような、国語力が試されるような学科試験に合格したからといって、きちんと交通法規を理解できているとも限らない。
運転免許に関する学科試験なのだから、国語力を図るものである必要はない。少し、問題の作り方を見直した方がいいだろう。
