アメリカでの新型コロナ感染者数（7日平均値）が、9月12日頃から再増加し始めている。グラフを載せておきたい。もう少しで 1日あたり 6万人にまで到達しそうな勢いである。これは、概ね 8月上旬頃の水準である。
なお、以前の記事同様 7日平均値であり、死亡者数は 10倍で表示している。数値そのものよりも、増減の傾きを見たいためである。
グラフを見て感じるのは、7月頃の増加同様、やはり新規感染者数と死亡者数との間に関係性が見えないことだ。新規感染者数が増え始めて1か月以上経つのに、死亡者数はそれほど変化がない。
そして、これは最近新規感染者数が増え始めているヨーロッパでも同様の傾向があり、新規感染者数だけが増えている。ヨーロッパも 7月～8月頃から新規感染者数が徐々に増え始め、9月頃になると増加の傾きが強くなり始めていたのに、死亡者数はそれほど変わっていない。
やはり、4月頃とは状況が変わっている。
全世界の7日平均値のグラフも載せておく。
全世界の 7日平均値を見ても死亡者数は増えていない。新規感染者数は一貫して増えている傾向であるのに対し、死亡者数は4月中旬頃がピークであり、その数値を上回っていない。
