雑談 緊急事態宣言の再発令に向けた動きがあることについて

大阪や東京で緊急事態宣言の再発出に向けた動きがあるそうだ。関係ないのだからやめてほしいものだ。


下のグラフは、昨年 6月1日以降の東京都における新型コロナ入院患者数を 7日平均で現したものだ。入院患者数であればそれなりに強い症状も出ているだろうし、感染者数(検査で陽性判定された人であり本当に感染しているかわからない)よりも感染拡大傾向の実態に近いと思われる。 

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緊急事態宣言発出から 1週間後にはピークを越えている。感染してからの潜伏期間、発症、検査、医師の診断を考えると、緊急事態宣言を発出した頃には感染のピークを越えていた可能性が高い。
また、緊急事態宣言を解除したときには、すでに入院患者数が上昇を始めている。緊急事態宣言期間中に感染者数が増え始めていたことになる。


ついでにGoToトラベルについても書いておくと、東京がGoToトラベルの対象になってから1ヵ月ほど入院患者数は減少している。東京がGoToトラベルの対象から除外されて 2週間ほど過ぎてから入院患者数増加の傾きが強くなっている。やはりGoToトラベルも関係がないと考えてよいだろう。当然だろう。東京外から(あるいは東京外へ)の人の流れがあるのか、東京内だけなのか、その違いなのだから。


1年経過し、海外での対策や結果を参考にできるのだから、日本での数値を冷静に見て判断できないものだろうか。国民の側も冷静に考えてほしい。