雑談 東京での新型コロナの感染拡大はピークを越えたと思われる

東京で感染拡大が続いているかどうか、新規陽性者数では判断できないと思っている。検査対象の基準が恣意的であったり、単にウィルスが付いているだけで内側に入り込んで増殖もしていないのに陽性判定されたり、無症状で検査もしていない陽性者が(過去も現在も)何人いたのかもわからない。そのような数値では判断出来ないのではないか。


陽性者数よりは入院患者数のほうが、判断材料になるのではないだろうか。入院患者数の増減を7日平均値でグラフ化してみた。5月11日までは宿泊療養者・自宅療養者等も含んでいたとのことだが、グラフにしているのは6月以降の分なので影響はない。

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グラフで見ると、6月25日頃から増加し始め、8月20日頃から減少に転じているようだ。とすると、概ね2か月程度で拡大傾向は止まったと考えられる。感染拡大だと言われ始めたころから、「拡大の期間は1.5~2か月程度だろう」と予想していた人がいたが、その考えは正しかったのかもしれない。


先日、雑談 アメリカでの新型コロナの新規感染者数(7日平均値)が5万人を下回ったという記事の中では入院患者数が増え始めたのが7月初旬くらいと書いてしまったが、それよりも少し早かったようだ。あの記事を書いた時点ではグラフをきちんと作っておらず、東京都のホームページに掲載されていた入院患者数のグラフを見た大体の印象で書いてしまった。少し反省している。