日本の労働環境 採用時に行うSPI試験は無駄

会社側が採用を行う中で、SPI試験を課すことが多いと思う。
いい加減、SPI試験が無駄だと気付くべきだ。

随分昔であれば、意味はあっただろう。ただし、現在ではほぼ無意味だ。なぜならば、対策本なども出回っていて、事前対策が可能となっているからだ。
適性検査の結果も、本来のその人の適性ではなく、対策した結果の回答から導き出されるだけだ。本来の適性ではなく、偽りの適性で判断をすることになる。そのような偽りの適性なので、実際の業務とどれだけリンクできるだろうか。
当然面接も行うだろうが、面接で本来の適性を見抜くことも難しいだろう。日本の労働環境 どうすべきなのか その3でも書いたが、人事部の担当自身が人事の適正で配属されていないし、訓練も受けていないのだから。

ではなぜ、会社側の担当者はSPI試験を課すのか。それは、なぜその人を採用したのか、ということが問題となった場合のアリバイとなるからだろう。採用担当者自身での判断ではなく、試験結果を重視したと言えばよいのだ。