雑談 ふるさと納税について思うこと

ふるさと納税の返礼品見直しについて、「自治体の努力」とか反対する意見がある。信じられないことだ。

私は、見直しすべきだと思っている。本来は、見直しどころか、廃止すべきではないのだろうか。理由は単純だ。日本全体の地方税収入のうち、返礼品として消えてしまう分があるからだ。つまり、地方自治体が使える地方税が減ってしまうということだ。
地方税が返礼品という形に化けており、この返礼品で利益を享受している度合いが大きいのは富裕層である。貧困層は損をしていると考えた方がいいだろう。
そもそも、制度設計したときにはこのようなベクトルでの競争が起きるということは想定していなかったようだし、制度自体に穴があったことは確かなのだから、見直していけばよい。最初から完璧な制度などありえないし、よりよい制度へ変えていけばいいだけだ。

地方の税収が増えなければ、地方の衰退が加速していくことは間違いない。国をどうデザインするのか、それは国の意思である。地方を維持するか、切り捨てるか、国の考え次第なのだ。
これは簡単な問題ではなく、頭を整理して別のところで書いていきたい。