今年もすでに１２月となり、忘年会などで飲酒の機会も増えるだろう。
そこで出てくるのが、飲酒運転の問題だ。
なぜ飲酒運転が無くならないのだろうか、と考える人は多いだろう。考える人は多いのだけれど、これといった解決策も生まれてこない。相当に難しい問題だ。
私の知人も飲酒運転をしない人ばかりだが、そのような人でも、「警察に捕まるから運転しない」と考えている人が非常に多い。事故を起こすかもしれないから、というのは二次的な理由だ。
この意識の問題が根っこにあることはわかっているのだが、どのようにすればいいのか、というと難しい。実際に飲酒運転で自分自身が事故でも起こさない限り、意識を変えることはできないだろう。
たまに目にする意見として、（現在の基準では）軽度の酒気帯び運転であっても、捕まったら一発免許取り消しで、罰金額も大きくすればいい、といった類のものがある。果たしてそれで解決するだろうか。
おそらく、飲酒運転で捕まりそうになったら、必死で逃げ、隠蔽や偽装しようとするだろう。今でもそのような事例はあるようだが、比較にならないくらい必死の度合いも変わってくるだろうし、件数も相当に増える気がする。
これからも、飲酒運転による事故は無くならないだろうが、事故に巻き込まれたくないなあ、という思いである。
